series
1 main books • 1 total books
伯爵令嬢のアレットは父親と継母と義姉から使用人のように扱われていた。唯一の味方だと思っていた幼馴染で片想いの相手でもあるポールは義姉と婚約してしまった
伯爵令嬢のアレットは父親と継母と義姉から使用人のように扱われていた。唯一の味方だと思っていた幼馴染で片想いの相手でもあるポールは義姉と婚約してしまった。
アレットは深く傷つきながらも二人の婚約パーティに出席するのだが、そのパーティでは義姉がばらまいた嘘の噂を信じた令嬢たちがアレットを遠巻きで見ながら悪口を言っていた。追い打ちをかけるように義姉がまだお祝いの言葉をもらっていないと嘘を言えば、令嬢たちは義姉の味方をしてアレットを責めてくる。何を言っても誰にも信じてもらえないというストレスの極限に達してしまったアレットは、その日以来、声を出せなくなってしまったのだった。
そんなアレットのもとに、騎士団長を引退するシルヴァン・バダンテールと結婚せよという王命が届く。
シルヴァンは公爵家の当主であるが、年齢はアレットとは親子ほど離れた50歳。噂に聞くシルヴァンは年老いてもなお見る者の目を奪うほどの美貌を持つが、気難しく、これまでずっと独身を貫いてきた偏屈者だという。
しかし実際に会ったシルヴァンは、寡黙ながらも心優しい紳士だった。
「これまでよく頑張った。ここでは存分に甘えて生きなさい」
結婚式を挙げた日の夜、シルヴァンはアレットに温かな言葉をかけてくれた。その彼もまた心に深い傷を負っていることを知ったアレットは、彼を幸せにしようと誓う。
お互いを労わり合うアレットとシルヴァンの間には愛情が芽生え始めたものの、互いに相手の想いには気づいていないようで――。
これは、王命による結婚から始まるイケオジと虐げられ令嬢の両片思いの恋物語。
[From BookWalker]
- Original run:
- 2024-04-11 – present
- Latest release:
- 2024-04-11
- Publication status:
- ongoing
Titles
ja
心に傷を負ったイケオジ公爵は声を失った幸薄令嬢だけに甘い
Kokoro ni Kizu o Otta Ikeoji Koushaku wa Koe o Ushinatta Sachi Usu Reijou dake ni Amai
Links
No links added
Staff
Japanese
Publishers
Japanese
Creek & River publisher, Meteor Novels imprint
Books in series
User scores
There are no scores for this series yet
User list stats
No users have added this series to their list yet