Goumon Majo 2

拷問魔女 2

0.0 from 0 scores

0 reviews

Description

絶望の問題作・戦慄の第2弾。魔女と魔女の邂逅の末に…「拷問して殺すって決めてるから」。ドキドキとワクワクの波状攻撃開始。

人魚災害によって横浜の過半が崩壊してから、三年以上の月日が流れた。

毒によって超常の力を得た魔女たちは、

野放図にその力を振り回しては多くの被害を出していた。

魔女狩りも日災対も消えた日本で、

猖獗する魔女の愚挙に歯止めを利かせるものはなかった。

人魚に被災し両親を喪ってから心を閉ざしていた少女、

虹彩の魔女蛞頭巳蛙は、肺胞の魔女に襲われる。

命の危機に陥ったミアを救ったのは、

拷問の魔女を自称し魔女を惨殺して回る少女、髄鞘の魔女泥雨有果だった。

怒りに衝き動かされて苛烈な暴力をふるうアリカの――

拷問の魔女の姿に、ミアは、恋をした。

そしてミアは、アリカにすがった。

「わたしを……相棒にしてください」

アリカは、応じた。

「いっしょに殺そう、ミア」

傷つき歪んでしまった真冬の都市を、アリカとミアは狩場と定める。

傷つき歪んでしまった魔女たちを、付け狙い、追い詰め、拷問し、殺していく。

怒りによって固く結ばれた、拷問の魔女として。

一方で、人魚災害を引き起こした右目の魔女と魔女狩りは、

配信者として大成していた。

あたたかな家に住み、愛する人が傍にいて、何もかも満ち足りながら、

それでも魔女狩りは罪の意識に苛まれていた。

その身に刻まれた不死の毒は魔女狩りに自ら死ぬことを許さず、

魔女狩りの心は、ゆっくりと擦り切れつつあった。

右目の魔女は、私は、誓う。

なにもかもが終わってしまった世界で、

どこかにまだ残っているかもしれない私たちの物語を、見つけ出すと。

私は君を、無価値な生に縛り付けてしまったのだから。

私は君に、恋したのだから――

街も心も損なわれた横浜で、被災者たちの群像劇が幕を開ける。

中野 在太(ナカノアルタ):静岡県在住。『康太の異世界ごはん』(ヒーロー文庫)でデビュー。

とよた 瑣織(トヨタサオリ):ライトノベルの挿絵やゲームのイラストを手掛ける人気イラストレーター。ライトノベル作品に『棺の魔王』『魔王の処刑人』(共にヒーロー文庫)、『伝説の勇者の伝説』など多数。

[From BookWalker]

Titles

ja

拷問魔女 2

Goumon Majo 2

Staff

Publishers

Japanese

Shufunotomo publisher, Hero Bunko imprint

Releases

Japanese


Series

User scores

There are no scores for this book yet

User list stats

No users have added this book to their list yet