Toaru Kagaku no Railgun SS3

常盤台の静かな午後の昼下がり。心と身体の疲れを癒すべく、優雅なひとときを楽しもうとしていた黒子は、突然絡んできた黒髪ツインテール・咲蓮誘璃（さきばすゆり）に辟易させられていた。事情を聞き、食蜂派閥からの刺客、嫌がらせという名の代理戦争の香りを感じ取った美琴は、その挑戦を受けて立つことに。億越えはくだらない名器・ステートバリウスをむこうにまわしてのヴァイオリン勝負。お金に勝つには知恵を絞るしかないと、初春、佐天の協力のもと、ヴァイオリンをみずからＤＩＹすべく名器の音の秘密を探るも、奥深くごく微小なその違いに苦戦を強いられる。さらに綿密なる敵情視察でわかったのは、咲蓮自身の確かな実力。黒子のすべてを根底からひっくり返す、驚くべき一手とは――！　ヴァイオリンをめぐる小さな諍いは、様々な欲望渦巻く事件の序曲に過ぎないのであった……。すべて集めると電撃文庫二冊分換算の大ボリュームで送る、『とある科学の超電磁砲ＳＳ』第三弾!!

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